看護師の平均年収はどれくらいなの?年代別、地域別、施設種類別などで最新情報を紹介します【2025年版】

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本記事では、最新の統計データをもとに、看護師の平均年収を年代別、地域別、施設種類別に詳しく解説します。看護師として働く際、給与水準は重要な要素の一つです。転職やキャリアアップを検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

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全国の看護師平均年収

厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、2024年の看護師の全国平均年収は約519.7万円でした。これは前年の508万円から約10万円の増加となっています。この上昇には、2024年に導入された「ベースアップ評価料」の影響があると考えられます。


年代別の平均年収

看護師の平均年収は、経験年数や年齢とともに増加する傾向があります。以下は年代別の平均年収です。

年齢層平均年収(万円)
20~24歳約401万円
25~29歳約474万円
30~34歳約487万円
35~39歳約485万円
40~44歳約522万円
45~49歳約552万円
50~54歳約567万円
55~59歳約586万円
60~64歳約478万円
65~69歳約450万円
70歳以上約445万円

年収のピークは55~59歳で約586万円となっており、経験や役職に応じて給与が増加する傾向が見られます。


地域別の平均年収

看護師の平均年収は、勤務する地域によっても大きく異なります。以下は都道府県別の平均年収の一例です。

都道府県平均年収(万円)
東京都約568.9万円
京都府約564.0万円
大阪府約559.8万円
神奈川県約550.0万円
宮城県約538.3万円
山梨県約548.0万円
鹿児島県約426.9万円
宮崎県約433.7万円
沖縄県約443.4万円

最も高いのは東京都の約568.9万円で、最も低いのは鹿児島県の約426.9万円となっており、地域によって約142万円の差があります。


地域別×年代別での平均年収

看護師の年収は「地域」だけでなく「年代(経験年数)」によっても大きく変わります。ここでは、主要な都市部と地方での年代別の平均年収の目安を紹介します。
※数値は統計データや求人傾向をもとにした概算です。

年代東京都大阪府愛知県福岡県宮城県鹿児島県
20代約450万円約430万円約420万円約410万円約400万円約380万円
30代約510万円約500万円約480万円約460万円約450万円約420万円
40代約560万円約540万円約510万円約490万円約470万円約430万円
50代約590万円約570万円約540万円約510万円約480万円約440万円
60代約520万円約500万円約480万円約460万円約440万円約420万円

傾向ポイント

  • **都市部(東京・大阪)**では、各年代とも全国平均より高め。夜勤手当や職務手当、管理職昇格が影響。
  • **地方(九州・東北)**は物価が安い反面、年収も相対的に低い傾向。ただし、生活コストが低いため実質的な可処分所得は大都市圏とそれほど差が出ないことも。
  • 50代でのピークは全国的な傾向。60代はパート勤務が増えるため減少。

補足:年収を上げるための選択肢

地域や年代による年収の違いをふまえて、「希望する働き方でどこまで年収を上げたいか」を整理することが重要です。
例えば次のような工夫で年収アップが期待できます:

  • 大都市圏への転職
  • 夜勤ありの病棟勤務を選ぶ
  • 管理職・専門看護師の資格取得
  • 高給与の求人に強い転職エージェントを活用する
  • 空いた時間に単発バイトをする

こちらの記事も参考にして下さい。


施設種類別の平均年収

勤務する施設の種類によっても、看護師の年収は異なります。以下は施設別の平均年収の傾向です。

  • 大学病院・大規模病院:夜勤手当や各種手当が充実しており、平均年収は約564.8万円。
  • 一般病院:平均年収は約495.0万円。
  • クリニック・診療所:夜勤が少なく、平均年収は約459.6万円。
  • 介護福祉施設:夜勤が少ないため、平均年収は約375.0万円。

施設の規模や業務内容、夜勤の有無などが年収に影響を与えています。


まとめ

看護師の年収は、年齢、地域、勤務先の種類によって大きく異なります。自身のキャリアプランやライフスタイルに合わせて、最適な職場を選ぶことが重要です。転職や就職を検討されている方は、これらの情報を参考にして、自分に合った働き方を見つけてください。

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