転職したい看護師のための履歴書・職務経歴書の書き方ガイド

履歴書・職務経歴書

看護師として転職を成功させるには、書類の質が非常に重要です。特に「履歴書」と「職務経歴書」は、採用担当者があなたを知る第一歩。
ここでは、採用されるための書き方や注意点、具体例までを丁寧に解説していきます。

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✅ 履歴書と職務経歴書の違いとは?

  • 履歴書:基本的なプロフィールや学歴・職歴を記載する書類
  • 職務経歴書:これまでの勤務先での業務内容や実績など、より詳細にアピールするための書類

📄 看護師の履歴書の書き方とポイント

1. 基本情報

名前・住所・連絡先などを正確に記載しましょう。メールアドレスは、ビジネスにふさわしいものを使います。

2. 学歴・職歴

西暦で統一し、最新の職歴が上に来るように書きます。

【学歴】
2010年4月 ◯◯看護学校 入学
2013年3月 ◯◯看護学校 卒業

【職歴】
2013年4月 〇〇病院 内科病棟 入職
2017年6月 △△クリニック 退職(結婚に伴う転居のため)

3. 志望動機

なぜその職場を選んだのか、どんな看護をしたいのかを具体的に書きます。

例文:
貴院の「地域に根差した温かい看護」に共感し、自身のスキルを生かして貢献したいと考え志望いたしました。内科病棟での5年間の経験を活かし、患者様一人ひとりに寄り添ったケアを提供したいと考えております。

4. 本人希望欄

希望勤務形態(常勤・非常勤)、夜勤可否などを記入。なければ「貴院の規定に従います」でOKです。

看護師の転職時における履歴書の「本人希望記入欄」は、希望条件を伝えることができる数少ない項目です。しかし、書き方を間違えると印象が悪くなる可能性もあるため、慎重に記載する必要があります。


✅ 本人希望記入欄の役割とは?

「本人希望記入欄」は、希望する勤務形態・配属先・勤務時間・給与・勤務地などを伝える欄です。
ただし、過度に要望を書きすぎると「条件の多い人」と捉えられかねません


✅ 書き方の基本ルール

① 特に希望がない場合
貴院の規定に従います。

→ 一番無難で印象の良い表現です。


② 希望があるが、柔軟な姿勢を示したい場合
夜勤は月4回程度までを希望しておりますが、業務の都合に応じて柔軟に対応可能です。
可能であれば〇〇病棟での勤務を希望いたしますが、配属先は貴院のご判断にお任せいたします。

③ 明確な制限や事情がある場合(※やむを得ないケースに限る)
子育て中のため、日勤帯(8:30〜17:00)の勤務を希望しております。
家庭の事情により、夜勤は難しい状況です。日勤のみの勤務を希望しております。

⚠️ 注意点

注意点解説
❌ 要望の押しつけはNG「〇〇でないと無理」など一方的な表現は避ける
❌ 複数の条件を羅列しすぎないあれもこれもと書くと「扱いづらい印象」に
✅ 柔軟性を示す一文を添える「可能な範囲で」「相談の上で」などの表現を活用
✅ 病院の事情にも配慮自分の希望だけでなく「病院側の判断に任せる」姿勢を示す

✍️ 記入例まとめ(パターン別)

夜勤ありの病棟勤務希望(柔軟性あり)
夜勤含む一般病棟での勤務を希望しておりますが、配属先につきましては貴院のご判断にお任せいたします。
子育て中の日勤希望(制限あり)
現在子育て中のため、日勤のみの勤務を希望いたします。
配属希望があるが従う姿勢も見せる
可能であれば内科病棟を希望しておりますが、業務の都合に応じて対応させていただきます。

✅ まとめ

  • 希望がない場合は「規定に従います」がベスト
  • 希望を書くときは「やや控えめ」+「柔軟な姿勢」が好印象
  • 条件の押しつけにならないよう配慮

本人希望記入欄は、「要望」と同時に「人柄・適応力」が伝わる部分です。看護師としての協調性や柔軟性も意識して記入しましょう。必要であれば、転職エージェントのアドバイザーに添削してもらうのも有効です。

✅ 履歴書テンプレート(無料ダウンロード)

下記のような履歴書フォーマットを使うのが一般的です。

👉履歴書記入例

📑 職務経歴書の書き方と具体例

1. 書き出し:簡潔な自己紹介

「私はこれまで〇〇科で○年勤務し、患者対応やスタッフ教育などに携わってきました。」と簡潔にまとめます。

2. 勤務履歴と仕事内容

病院名・所属科・勤務期間・業務内容を具体的に書きます。

■勤務先:〇〇総合病院 内科病棟(2013年4月~2017年5月)
・担当業務:点滴、採血、バイタルチェック、記録業務
・患者数:1日平均25名
・夜勤:月4回程度
・その他:新人看護師の指導、感染対策チームのメンバー

3. アピールポイント

「リーダー経験」「新人教育」「接遇の改善」「認定資格取得」など、自身の強みをアピールしましょう。

4. 活かせるスキル

  • 電子カルテ操作(HOPE、MegaOak)
  • 内視鏡・透析などの専門分野の対応
  • 複数の病院勤務による柔軟な対応力

5. 今後のキャリアビジョン

今後どう成長したいかを一文加えると好印象です。

✅ 職務経歴書テンプレート

👉職務経歴書サンプル

🎯 書類選考に通るための5つのコツ

1. 志望動機は「その施設ならでは」の内容にする

まずはなぜその施設なのか?なぜ他の施設ではだめなのか?が明確にしましょう。

下記の例を参考にして自分に当てはめて考えましょう!

例1:専門性を深められる独自の研修制度やキャリアパスがあるから。

例えば、特定の分野(救急、集中治療、緩和ケアなど)に特化した高度な研修を受けられたり、認定看護師や専門看護師の資格取得支援が充実していたりする場合です。他の施設では経験できない専門的な知識やスキルを習得し、自身のキャリアを大きく発展させることができます。

例2:ワークライフバランスを重視した働き方ができるから。

例えば、残業が少なく、有給休暇が取得しやすい、託児所が完備されている、時短勤務やフレックスタイム制が導入されているなど、ライフステージに合わせた柔軟な働き方が可能な場合があります。他の施設では難しい、仕事とプライベートの両立を実現できるかもしれません。

例3:チーム医療を重視し、多職種との連携がスムーズに行える環境があるから。

医師やリハビリスタッフ、ソーシャルワーカーなど、様々な専門職と協力しながら患者さんをサポートする体制が整っている場合です。それぞれの専門性を尊重し、意見交換が活発に行われることで、より質の高い看護を提供できる実感を得られます。他の施設では経験できない、一体感のあるチーム医療を経験できるかもしれません。

例4:最新の医療設備や技術を導入しており、先進的な医療に携われるチャンスがあるから。

新しい手術支援ロボットや高度な画像診断システムなどが導入されていたり、臨床研究に積極的に参加できる環境があったりする場合です。常に新しい知識や技術を学びながら、最先端の医療に貢献できる喜びを感じられます。他の施設では触れる機会が少ない、先進的な医療を経験できるかもしれません。

例5:看護師一人ひとりの意見や提案を尊重し、より良い看護を目指す風土があるから。

定期的なカンファレンスや勉強会で活発な意見交換が行われたり、改善提案制度が設けられていたりする場合です。自身の意見が看護の質の向上に繋がる実感を得やすく、主体的に仕事に取り組むことができます。他の施設ではなかなか得られない、自身の成長を実感できる環境かもしれません。

その他の注意点

  1. 手書きよりパソコン作成が無難(フォーマルで見やすい)
  2. 誤字脱字・誤変換を必ずチェック
  3. アピールポイントは1~2点に絞って具体的に
  4. 写真は清潔感のある服装・髪型で

📎 まとめ|履歴書・職務経歴書は「伝える力」が大切

看護師の転職は、スキルと人柄の両方を見られます。あなたがどんな思いで働いてきたか、どんな看護をしたいのかが伝わるよう、丁寧に作成しましょう。

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